お直し屋にいた頃、レザーが破れてしまってお直しに持込みする方が多かったです。
ポケット口が破れた、縫い目から破れてきた、引っかかって破れたなどが原因でした。
購入して初めての着用で、ドアノブに引っ掛け大きく破れたジャケットの修理を依頼された方(半泣き状態)など
レザーの破れは気付いた時に持込みされる方が多くいらっしゃいました。
レザーの破れには専門のお直し屋に出した方がいい場合と、自分でもお直し可能な場合があります。
布の直しとは違うので、状況と原因に合わせてのお直し方法をお伝えします。
目次
破れが多い箇所
大丈夫だと思っていても、よく見ると破れが始まっている事もあるので注意してください。
比較的に使用感のない商品
破れやすい箇所
多いアイテム
- ポケット口の破れ(財布などを入れている場合)
- 前ボタンの場所(無理してとめている場合)
- 脇の縫い目のところ(きつくて縫い目がさける)
- 切れてしまった場所(知らないうちにきれている)
- ジャケット・パンツ・コート
- ブルゾン・パンツ・スカート
- パンツ・スカート
- 上着に多い
年数がたっている商品
年数がたっているレザーは、乾燥してしまい破れやすくなっている場合もあります。
乾燥(ゴワゴワしている)しているとお直し不可能な事が多いです。(他の場所が破れてくる)
擦れて破れてくると色あせも出てくるので、お直ししても目立ちます。
古着などは一カ所あると、他のところも破れている場合がありますよ!
直す方法
破れた箇所に革がのこっている状態で力がかからない場所の場合
- 裏から同じ色(なるべく近い色)を革用ノリではります。表から見て隙間が出ないようにする。(裏の革も出さない)
- 手芸用品店・他で革用のテープのシールがあるので、使用する方法もあります。
(表から確認しながら貼り合わせてください。)

裏から貼る革は、薄いレザーを使用してください。
破れた箇所に力がかかる場合
ボタンの下の破れ・ポケット口の破れなどは補強が必要になるため、裏から革をはるだけではダメです。
出来ればお直し屋を利用する事をオススメします。
直し屋での料金
破れた箇所の大きさ・場所により料金が違います。
- ポケット口の破れ(補強あり)
- ボタンの下の破れ(補強あり)
- 破れのみ(力がかからない箇所)
- 5,000円~(3㎝位)
- 4,500円~(2㎝位)ボタン付けあり
- 3,500円~(3㎝位)
まとめ
レザーの破れる原因は色々あり、お直しの方法も違ってきます。
補強が必要な場合、簡単に直してしまうと、破れが大きくなってしまう事になるので注意してください。
自分で直す時は、やり直しすると接がせなくなることもあるので慎重に!
破れが大きくなる前に、早めの直しをオススメします。